占い師オーディションの注意ポイント

占い師募集の応募書類には「嘘をつかない」

占い師のオーディションは「書類選考」から始まります。応募にあたっては名前などの基本情報、得意な占術や実績、待機可能時間などを記入しますが、当然のことですが、このとき嘘はかかないようにしましょう。とくに占術で、できないことをできると言ってはいけません。選考に通れば電話による確認(一次面接)の後、実際に「実技オーディション」が実施されます。この際にも応募書類は重要な判断資料とされますので、たとえば実際には霊感がないのにあると偽って鑑定した場合、どれだけ使用している占術の技術が高くても、視えていないと判断されてしまう可能性が高くなります。また運営側もブログやSNSなどインターネット上の情報と照らし合わせ、占い師の経歴が事実かどうかを容易に調べられるような時代です。実力をアピールするために占術、鑑定歴や実績は誇張して書きたくなるものですが、運営側は信頼できるビジネスパートナーを求めています。正直に書きましょう。

電話面談では「話し方」に注意する

書類選考を通過すると、応募内容やその後の流れを確認するために会社の運営や採用担当側から連絡が来ます(電話面談)。実技オーディションの前段階と軽く考えがちですが、運営側は応募理由の深掘りするだけでなく、占い師の話し方が自分の会社やサイトに相応しいかをチェックしています。「きちんと応募理由を答えたのに落ちてしまった」という経験のある占い師の方は、話し方が相手に悪い印象を与えてしまった可能性があります。対面のように身振り手振りや表情がわからない電話占いでは会話のみで印象が決まります。そのため電話面談では、自分の発する言葉が相手にどのような印象を与えるのか気を配る必要があります。ようは占い師が担当者ときちんとしたコミュニケーション能力が取れるかどうかが問われます。質問されたことに嘘をついたり、質問の意図がわかっていないような回答もマイナス要因です。

実技試験では占いの「スピード」を意識する

実技試験では、採用担当やスタッフを相手に実際に電話占いをすることを求められます。この際、占いを当てることはもちろん、結果に至るまでにかかる時間も試験の大切な判断要素とされます。というのも実際の電話占いでは分刻みで料金が発生するため、お客様はいかに短い時間で良い占いをしてもらえるかと考えています。当然鑑定結果を出すまでのスピードを求められます。だらだらと時間をかけては不満の原因となります。実技試験の段階で占い結果を出すのに時間がかかる人は本番でも時間がかかってしまうと判断されかねません。オーディションの際には、占い結果を出すまでの時間には十分注意してください。

相談者の「ニーズ」を把握する

オーディションで不合格になってしまう人に多いのが、占いが独りよがりというパターンです。どんなに素晴らしい占い結果やさまざまなことが見えたとしても、お客様のニーズに応えられなければ意味がありません。お客様の悩みを理解してそれに寄り添う気持ちを伝えることがお客様の満足度を上げることにつながります。電話占いの仕事で成功するにはリピーターの存在が不可欠となります。電話占いを利用する人が増えているとはいえ、お客様に納得してもらえるような占いができなければ2度と利用してもらえないかもしれません。プロの占い師としてデビューしたいのならば「お客様が何に悩んでいるか」「お客様が言葉にしたこと以上に深い悩みが隠れていないか」をしっかり見極めなくてはなりまん。お客様が当たっていない、わかっていないという気持ちにならないようにそのニーズを的確に把握し、鑑定できるように努めましょう。

占い以外の「細かい技術も重要」になる

面接(実技試験)では相談者に与える印象を含めトータル的に判断・評価されます。たとえばインターネットを介した占い、とくに電話占いでは答えを出すまでの無言でいるとお客様に暇な時間を与えてしまう事となります。審査員はこうして結果を出す間もお客様に相づちを打ったり、占いの様子が伝わるように解説するなど、お客様に対するフォローができているかなどもみています。またメール占いの場合は相談者にきちんと伝わる文章を規定の文字数で書けているか、チャット占いの場合は短文でのやり取りできちんとした鑑定ができているかなどがチェックされます。面接のなかでも実技試験はとくに占い師としての力量を審査されますので、単に占いの技術だけでなくそうした細やかな気遣いが採用を左右することもあります。自分の持てる実力をすべて出し切れるよう万全のコンディションで面接に挑みましょう。