【占術紹介】代表的な相術(相占)

相術(相占)とは

ものの相(カタチ)をもとに、生まれ持った運命や吉凶を占うのが「相術」です。対象が人であればその人の性格や運勢、家相であればその家の運気の流れや吉凶などを細かくみることができます。また家相であれば模様替えをしたり、顔相なら化粧をかえるなど、他の占術に比べて努力次第で良い運気へ変化させやすいのが特徴です。普段の生活に取り込みやすい「風水」などは開運の手法としてよく用いられます。

代表的な相術
人相占い

人相占いとは、顔相、骨格、体相など人体の姿かたちから、その者の性格や障害の運勢を割り出す占い。現代ではほぼ顔相を指す言葉となっている。人相占いでは顔を上停、中停、下停の大きく3つに分けそれぞれの部分で人生を見ていく。また顔の作りだけでなく表情や化粧まで見る。このことから開運メイク法などを行っている占い師も存在する。

手相占い

東洋の手相学と、西洋手相と呼ばれる大きく分けて2種類があり、日本で一般的に使われているのは「木星丘」「水星丘」など西洋由来の西洋手相に当たる。西洋手相は、手のひらの皺・筋・肉付き・形から、性格や運命を読み解っていく。また指の長さや爪の形や指紋なども見ることもある。手相は仁宗と同様に、年齢を重ねるにつれ変化するといわれているため手のひらに吉相となるようなシワを書く開運法も存在している。

家相

家相とは、土地や家の間取りや仕様などの相(みため)。またそれによってそこに住む住人の運勢を見る占い。中国から伝来した住居の風水「陽宅風水」が日本独自に発展したものであるため、家相を風水の一種と捉えるかどうかは意見が分かれることもある。日本では平安中期から陰陽師が用いた記録がある。その家に住む人が健康で幸せであるよう目指す占いといわれる。風水と比べると方位と平面的な内容でだけで吉凶を判断するなどの特徴がある。

風水

風水は古代中国で生まれた開運のための環境学。人間は置かれた環境によって運が左右されるという思想に基づいて、城を築く際の土地の選択、軍備の配置方法などに使用された。家相のように家単体の平面的な内容だけでなくその土地の地脈や気候など自然のエネルギーを取り入れて運気を上げようとするのが特徴。そのため家の見取り図や部屋の家具の配置に加え、土地周辺の環境もともに判断していく。本格的に占うためには現地に赴いたり、家主の運勢や生年月日も絡めて占うこともある。現在では五行や家相が混ざり、日本独自にアレンジされている場合も多い。

姓名判断

姓名判断は、そのひとの生まれ持った姓名の画数・格数から、性格や運勢を判断していく占い。画数・格数の算出の仕方、種類などは占い師によって異なるが、算出された格数そのものの数字や、その数字を五行にあてはめるなどしてさまざまな解釈を行っていく。総合的な運勢の吉凶を見ていくのに適している。