今年2018年の春分の日は、3月21日です。
暦上では春を告げる日ですが、実はスピリチュアルな面とも深いかかわりを持っている日になります。。今回はそんな春分の日の意味や役割について紹介していきましょう!
春分の日とは、1948年に制定された「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことを趣旨とする国民の祝日です。二十四節気(1年を24等分した暦)のうちのひとつで、暦上では冬が終わり春が始まる季節の変り目になります。
天文学的には、太陽が「春分点」(赤道を天まで延長した天の赤道と太陽の通り道・黄道が交わる)を通過する日のことをさし、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになるなどの特徴があります。
仏教では、私たちの生きるこの世を「此岸(しがん)」、極楽浄土のあるあの世を「彼岸(ひがん)」といい、日本では古くより此岸は東に、此岸は西にあると信じられてきました。
ゆえに太陽が真東から真西へと沈む春分の日はこの彼岸と彼岸がつながり「霊的世界がへの道が開く」とされ、この時期に先祖供養をするようになりました。これが現在のお彼岸になります。
昼と夜の長さがほぼ同じになる春分の日は、陰と陽のエネルギーが均一になり、あらゆる物事のバランスが保たれたり、調和がとりやすくなる日でもあります。人間関係の不和などで悩んでいる人は改善の糸口が見つかるかもしれません。
またこの日から夏至にかけて徐々に昼が長く夜が短くなり、陽のエネルギーの比率が大きくなります。前向きなパワーが自然と溢れてきますので、それまで陰に傾いていた(受動的、能動的になっていた)ものの流れを変えたり、停滞していた物事や悪習を断ち切るなど「リセットの日」としても最適です。
西洋占星術においても春分の日は、重要な節目の日。太陽が12星座の一番最初の星座「牡牛座」に入ることから、「新たな一年がスタートする日」として捉えられています。
西洋占星術上の元旦ともいえ、新たな目標を決めたり、物事を始めたりするのもこの日が良いそうですよ。
春分の日は季節の変り目というだけでなく「リセット&スタート」をする日。いままで目をそらしていた問題を解決し、新しい自分になる最高のタイミングです。
みなさんもゆっくり身体を癒やしつつ、改めて2018年に叶えたい目標や自分のなりたい姿などを思い浮かべてみてはいかがでしょう?