大アルカナ『12.吊された男』のカードの意味って?

このカードに描かれている人物は、北欧神話の最高神・オーディンをモチーフにしていると言われています。オーディンには、ルーン文字の解読方法を知るために、世界樹ユグドラシルの枝で9日間にわたって首を吊り続け、縄が切れて一命を取り留めたという逸話があります。

逆さに吊られながらも穏やかな表情を浮かべる吊された男は、オーディンのように自ら危機的状況を受け入れる人物。また、そうした献身的な自己犠牲が尊いものであると伝えるカードです。

吊し人、吊られた男、死刑囚、刑死者と呼ばれることもあります。

正位置でみたとき

献身、犠牲、忍耐という意味合いがあります。
自分よりも周りのことを考えて人に尽くす献身的な姿勢や、他人のためなら苦しい状況にも耐え続けられる慈愛に満ち溢れた人物を示します。
またそうして忍耐強く努力や行動を続けることが、やがて明るい道や結果につながっていくことを暗示しています。

キーワード

修行、忍耐、奉仕、努力、試練、着実、慈愛、自己犠牲、我慢、妥協、試練、救済、成果、良い結果、苦労に耐えれば報われる

逆位置でみたとき

努力がなかなか報われなかったり、それまでの行動が無駄になってしまうことを表します。
このカードが出たときは何をやっても無駄に感じ、心が疲弊してしまうでしょう。
恋愛を占った場合は片想いや報われない恋の暗示となり、あまり良い意味を持ちません。
気持ちが通じにくく、辛い想いすることもありますが、そうした状況の中で相手に尽くす気持ちを忘れて自己中心的な行動をとらないよう注意が必要です。

キーワード

徒労、犠牲、無駄、徒労、盲目、失敗、困難、疲労、片思い、遠い恋愛、狭い視野、自暴自棄、痩せ我慢、投げやり、欲望に負ける、努力しても報われない、ジレンマに耐えられない