教皇のカードの意味

教皇(The Hierophant)は、慈愛、優しさ、包容力、落ち着きや常に規律正しくいられる精神を表します。
心にゆとりを持って視野を広げていくことや、人の意見に耳を傾けていくことの大切さを伝えるカードです。法王(ほうおう)または司祭長(しさいちょう)とも呼ばれます。

正位置では、心にゆとりを持ち広い視点で状況を見ることにより、新しい道や解決策が見えてくることを表しています。また、人間関係や人の意見に耳を傾けることの大切さを表します。
逆位置では、心にゆとりがもてないことから気持ちが乱れ、視野が狭くなる状況を表します。また、人を信じられず、消極的で悲観的な気持ちになってしまう事も表します。

恋愛におけるカードの意味
正位置で出た場合

心から尊敬できる相手との恋が待っています。出会いのきっかけは突然なものではなく、知人の紹介やお見合いなど手堅いものとなるでしょう。良縁の暗示があり、情熱的な恋というより、倫理的で堅実なお付き合いになりそうです。
また、恋人がいる人は結婚の暗示が出ており、家族や友人などの周囲から祝福されるものになるでしょう。
慈愛に満ちた関係を表す一方、積極的なカードではないため、ゆっくりとしたペースで愛は育まれていきます。
これから出会う人も、片思いの成就を目指す人も、恋愛を進めていく場合は、自分の気持ちを素直に表現すること、人の忠告やアドバイスを素直に受け入れる懐の広さを持つことが大切です。

逆位置で出た場合

不安定な状況によって視野や心が狭くなっています。そのため現状の恋はあまり上手くは進まないでしょう。
片思いの場合、ふたりの間にはまだ距離があります。お互いの心が通じ合っておらず、相手の言葉や行動を自分勝手に解釈してしまっているかもしれません。
交際中であってもお互いに慈愛や思いやりに欠けた不安定な状態です。相手の浮気や不倫を疑うなど不信感を抱きやすくなっています。関係を改善するにはお互いが相手に対する尊敬や思いやりの心を持ち、改めて信頼関係を築いていく必要があるでしょう。
また、自ら不倫などモラルを無視した関係や、歓迎されない恋愛に陥ってしまう暗示でもあります。
状況が混乱している場合はまず一度気持ちを落ち着かせ、信頼できる人物の意見を仰ぐとよいかもしれません。

キーワード 
正位置

共感、感動、慈悲、慈愛、信頼、穏やか、思いやり、広い視野、ゆとりのある心、年上、上司、アドバイザー、慎重、常識、道徳、倫理、社会性、協調性、モラルやルール守る

逆位置

誤解、不安、束縛、戸惑い、虚栄、怠惰、お節介、不信感、悲観的、保守的、頑固、独裁的、自己中心的、狭い視野、自己完結、落ち着きが無い、独りよがり、信用できない人

まとめ

前回の皇帝が社会的トップに立つ人物だとすると、法王は宗教的組織のトップに立つ人物です。現実世界で例えると、カトリック教会のローマ教皇やチベット仏教のダライラマなどが思い浮かぶでしょうか。
天(神)の教えを地に下ろすメッセンジャー的な存在で、人々の精神的な師として道徳、ルール、モラルを教えています。

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